優先席が優先される人の数を減らしてるのではないか

タイトルを机上で検証するために

(1)優先席がある場合、つまり今

(2)優先席がない場合、つまり未来

の2パターンについて優先される人の数を考えていきたいと思います。

 

(1)のパターン

優先席に座ってる人のうち、優先対象の人が何人いるかですが、最小は0人、最大は優先席の座席数ですね。

 

(2)のパターン

そもそも優先席がないので最小0人、最大0人。結局0人。

 

とはならないんじゃないかと。

 

お前優先席消したじゃないかと思ったそこのあなた、今こそカームダウンです。

鋭い方はお気づきかもしれませんが、上記の人数は誤りがありますね。

(1)であれば優先席以外に座っている人であっても優先する可能性があるから。(2)であれば席に座っている人が優先する可能性があるから。

 

ここで味噌ではなくミソとなるのは、「優先席以外」です。当たり前ですが、優先席以外は優先席ではありませんよね。これによって「優先席じゃないから優先しなくてもいいよね理論」が生まれるのではないか、と思うのです。

 

 

車内全てが優先座席

 

座席のほうが席よりも語呂がよかったので座席にしました。特に意味はないです。優先席がなくなると、車内の席はすべてが等しく同じなわけです。何席でもない、ただの席。この車内で優先という行為が行われるのでしょうか。これはあくまで推測ですが、答えは「行われる」です。なんなら優先される人数は増えると思います。

 

 

やっぱり周囲の目って気になるし

 

優先席がある頃に使えた「優先席じゃないから優先しなくてもいいよね理論」が使えなくなったことに原因があります。この大義名分が無くなったおかげで、優先するか否かは鉄道会社やバス会社から利用者の判断に「より」任されるようになったわけです。こうなると、ちょっといい人を演じて見たくなる、背伸びをしたくなるのが人間の性が出そうですよね。こういう人間の性を利用して、優先席がある頃には優先しなかった人が優先するようになるんじゃないかなって思うのです。で、結局優先する人が増えると。

 

さいごに

 

優先席でなくても優先していいので優先してみませんか。自分が年寄りになって体が弱いとちょっとした揺れで骨折しちゃって車椅子生活になるかもだし。まあ僕が年寄りになった時に優先されたいだけなんですけどね(笑)

 

鉄道会社、バス会社及び優先席を設けていらっしゃる方々へ

タイトルは喧嘩を売っているわけではありません。あくまでみんなどう思う?という話題提供です。これからも鉄道とかバスとか乗らせていただきたいです。どうか容赦ください。